築年数が経った住宅やマンションに住んでいて、外壁のカビが気になって、除去方法や予防策を探している方も多いのではないでしょうか。

住まいの美観を損なうだけでなく、健康被害をもたらす可能性もある外壁のカビ。

放置すると、深刻な問題に発展するかもしれません。

そこでこの記事では、外壁のカビの発生原因や種類、効果的な除去方法、そして予防策を分かりやすく解説します。

 

□カビの基礎知識と外壁に生える原因

 

外壁のカビ対策を効果的に行うためには、まず、カビの性質や発生原因について理解することが重要です。

 

1:カビは湿気を好む菌類

 

カビは、湿気を好み、胞子を作って繁殖する微生物です。

温度や湿度などの条件が揃えば、外壁だけでなく、室内の壁や床、衣類や食べ物など、あらゆる場所に発生します。

 

2:カビの種類と特徴

 

外壁に発生するカビは、大きく分けて次の2種類があります。

 

・黒カビ

最も一般的なカビで、黒色や灰色をしています。

湿気や汚れを好み、浴室やキッチンなど、水回りに多く発生します。

 

・白カビ

白色や淡黄色をしています。

湿気だけでなく、油汚れも好み、キッチンや洗面所など、油分が多い場所に発生しやすいです。

 

3:外壁にカビが生える原因

 

外壁にカビが生える主な原因は、次の3つです。

 

・湿気

雨水や結露などによる湿気が、カビの発生を促進します。

 

・汚れ

外壁に付着した汚れは、カビの栄養源となります。

 

・日当たり不足

日当たりの悪い場所では、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすくなります。

 

 

□外壁のカビ対策:塗装が効果的な理由

 

外壁のカビ対策には、様々な方法がありますが、その中でも外壁塗装は非常に効果的な手段です。

 

1:防水性能の向上

 

外壁塗装を行うことで、外壁の防水性能が向上し、雨水や湿気の侵入を防ぎます。

外壁に水が浸透しにくくなることで、カビの発生を抑制する効果が期待できます。

 

2:カビの抑制効果

 

外壁塗装では、カビの発生を抑える効果のある塗料を使用することができます。

例えば、防カビ剤配合の塗料や、表面が滑らかな塗料などがあります。

 

3:定期的なメンテナンス

 

外壁塗装は、定期的なメンテナンスが必要です。

塗装が剥がれてきたり、傷が付いたりすると、防水性能が低下し、カビが発生しやすくなります。

定期的に点検を行い、必要に応じて塗り替えを行うことで、カビの発生を防ぎ、建物の寿命を延ばせます。

 

 

□まとめ

 

外壁のカビは、放置すると健康被害や建物の劣化につながる可能性があります。

この記事では、外壁のカビの発生原因や種類、除去方法、予防策について解説しました。

外壁のカビ対策には、外壁塗装が有効です。

防水性能の向上、カビの抑制効果、定期的なメンテナンスなど、様々なメリットがあります。

外壁のカビでお困りの方は、この記事を参考にして、適切な対策を検討してみてください。