ベランダの水たまり、放置していませんか。
せっかくの気持ちの良いベランダも、水たまりがあると気分が滅入ってしまいますよね。
水たまりが原因で、カビやボウフラが発生してしまい、健康面や生活環境への影響を懸念しているかもしれません。
そこで今回は、ベランダの水たまりの原因と放置するデメリットについてご紹介します。
ベランダに水が溜まってしまう原因は、大きく分けて3つあります。
ベランダには、雨水などを排水するためのドレンが設置されています。
このドレンが詰まってしまうと、水が流れずにベランダに溜まってしまいます。
詰まりの原因は、落ち葉やゴミ、ほこりなど様々です。
特に、マンションの場合は、共用部分の廊下や屋上にある穴の開いた金属製のフタで覆われた排水口がドレン用配管の入り口にあたるため、そこからゴミが侵入しやすくなっています。
ベランダが適切に傾斜していない場合、水が流れずに溜まりやすくなってしまいます。
ベランダの傾斜は、排水口に向かって最低でも1.5%の傾斜が必要です。
つまり、100cm進むごとに1.5cmの傾斜があるように設計されているということです。
ベランダの傾斜が不足している場合は、リフォームなどで傾斜を修正する必要があります。
ベランダの通気性が悪いと、湿気がこもりやすくなり、水が蒸発しにくくなって水たまりが発生しやすくなります。
ベランダの通気口が塞がれていたり、ベランダに物が置かれていると通気性が悪くなってしまいます。
ベランダの通気口を定期的に掃除したり、ベランダに物を置きすぎないように注意しましょう。
ベランダの水はけが悪い状態を放置すると、様々なデメリットがあります。
ベランダの水たまりは、カビの温床となります。
カビは、湿気が多い場所を好み、特に水たまりがあるような場所では発生しやすくなります。
カビは、アレルギーや呼吸器系の病気の原因となるため、健康面への影響が懸念されます。
また、洗濯物をカビから守るためにも、ベランダの水たまりは放置しないようにしましょう。
ボウフラは、蚊の幼虫です。
ボウフラは、水たまりや水溜まりなどで発生します。
ベランダの水たまりは、ボウフラの格好の発生源です。
ボウフラが発生すると、蚊に刺されるリスクが高まります。
蚊は、デング熱やジカ熱などの感染症を媒介する可能性もあるため、健康面への影響が懸念されます。
3: ベランダの劣化
ベランダの水たまりは、ベランダの劣化を早めます。
水は、コンクリートや鉄などの建材を腐食させるため、ベランダに水が溜まっていると、ベランダの寿命が短くなってしまいます。
ベランダの水たまりは、放置するとカビやボウフラが発生したり、ベランダの劣化を早めたりするなど、様々なデメリットがあります。
これらのデメリットを避けるためにも、ベランダの水たまりは放置せずに、原因を突き止め、適切な対策を行うことが大切です。
ドレンの詰まりやベランダの傾斜不足、通気性の問題など、原因別に適切な対策を行い、快適なベランダ環境を実現しましょう。