モールディングとは、お部屋の壁や天井に装飾として取り付ける、細長い飾り枠のことです。

洋風住宅や賃貸住宅に住む、インテリアにこだわりを持ち、個性的な空間作りに興味がある方にとって、モールディングは、お部屋の雰囲気をガラリと変えることができる魅力的なアイテムです。

 

□モールディングの種類と特徴

 

モールディングは、その形状や用途によって様々な種類に分類されます。

ここでは、代表的な4つの種類について、具体的な例を挙げながら解説していきます。

 

1: クラウン（廻り縁）

 

クラウンは、天井と壁の境目に取り付けられる、アーチ型のモールディングです。

天井と壁の隙間を隠すだけでなく、空間の立体感を出し、より華やかな印象に仕上げることができます。

クラウンには、シンプルなものから、装飾性の高いものまで、様々なデザインがあります。

例えば、直線的なデザインのクラウンは、モダンな空間によく合います。

一方、曲線的なデザインのクラウンは、クラシカルな空間によく合います。

 

2: パネルモールド（壁面装飾）・額縁

 

パネルモールドは、壁面にアクセントをつけるために使用されるモールディングです。

絵画や鏡などの額縁としても使用できます。

パネルモールドは、お部屋の雰囲気をガラリと変える効果があります。

例えば、シンプルな壁面にパネルモールドを取り付けるだけで、お部屋にアクセントが生まれ、よりスタイリッシュな印象になります。

また、パネルモールドを複数組み合わせて使用することで、より個性的な空間を作ることができます。

 

3: チェアレール（腰見切り）

 

チェアレールは、壁面を上下に分けるために使用されるモールディングです。

元々は、椅子の背もたれが壁にぶつかるのを防ぐために使用されていました。

チェアレールは、空間を視覚的に区切り、お部屋にメリハリをつける効果があります。

例えば、リビングルームにチェアレールを取り付けることで、リビングスペースとダイニングスペースを明確に分けることができます。

 

4: ベースボード（巾木）

 

ベースボードは、床と壁の境目に取り付けられるモールディングです。

床材と壁の隙間を隠すだけでなく、お部屋の美観を向上させる効果があります。

ベースボードは、お部屋の雰囲気に合わせて様々なデザインを選ぶことができます。

例えば、シンプルなデザインのベースボードは、どんなお部屋にも合わせやすく、モダンな空間によく合います。

一方、装飾性の高いデザインのベースボードは、クラシカルな空間によく合います。

 

□モールディングを使ったインテリアコーディネート

 

モールディングは、様々なインテリアスタイルに合わせることができます。

ここでは、モールディングを使ったインテリアコーディネートの事例を紹介します。

 

1: 洋風スタイル

 

洋風スタイルのお部屋には、クラウンやパネルモールドがおすすめです。

クラウンを取り付けることで、天井が高く見え、より広く感じることができます。

また、パネルモールドを壁面に複数組み合わせて使用することで、お部屋にアクセントをつけることができます。

さらに、チェアレールを取り付けることで、空間を視覚的に区切り、より洗練された印象になります。

 

2: 和テイストスタイル

 

和テイストのお部屋には、シンプルなデザインのモールディングがおすすめです。

ベースボードや巾木にモールディングを取り付けることで、お部屋に上品なアクセントを加えることができます。

また、和テイストの壁紙や家具と合わせることで、より統一感のある空間になります。

 

3: モダンスタイル

 

モダンスタイルのお部屋には、直線的なデザインのモールディングがおすすめです。

クラウンやパネルモールドを取り付けることで、お部屋にスタイリッシュなアクセントをつけることができます。

また、ベースボードにもモールディングを取り付けることで、より洗練された印象になります。

 

 

□まとめ

 

モールディングは、お部屋の雰囲気をガラリと変えることができる、魅力的なアイテムです。

様々な種類があり、用途やデザインも豊富なので、お部屋のスタイルに合わせて選ぶことができます。

モールディングを取り入れることで、より個性的な空間作りを楽しんでみてください。