家の外観にこだわり、長く住み続けたいと考えているみなさん。
外壁の幕板の劣化に気づいて、放置するとどうなるのか不安に感じているのではないでしょうか。
外壁の幕板は、1階と2階の外壁を区切るための仕切り板のこと。
家の外観のアクセントやデザイン性を高める役割を担っています。
素材や形状も多種多様で、家の個性に合わせて選ぶことができます。
例えば、1階と2階で異なる外壁材を用いる場合、幕板があることで境目の部分を隠すことができます。
また、異なる色にしてツートンカラーにする場合など、幕板はよりおしゃれに見せる効果も期待できます。
幕板は、外壁より突出しているため雨水の影響を受けやすく、放置すると塗膜の剥がれやひび割れ、欠けなどが発生します。
ひどい場合は、腐食やシロアリ被害に繋がることも。
ここでは、幕板の劣化状態別に適切な補修方法と費用を解説します。
塗膜の剥がれ
・ 原因:紫外線や雨風による劣化、経年変化
・ 補修方法:塗装
・ 費用:5万円〜10万円程度(面積や材質、施工方法によって異なる)
ひび割れ
・ 原因:地震や地盤沈下による建物の揺れ、経年劣化
・ 補修方法:シーリング材による充填、補修モルタルによる補強
・ 費用:10万円〜20万円程度(ひび割れの大きさや補修方法によって異なる)
欠け
・ 原因:衝撃による破損、経年劣化
・ 補修方法:補修モルタルによる補修、交換
・ 費用:15万円〜30万円程度(欠けの大きさや補修方法、交換する素材によって異なる)
腐食
・ 原因:雨水や湿気による木材の腐食
・ 補修方法:腐食部分の切除、交換
・ 費用:30万円〜50万円程度(腐食の程度や交換する素材によって異なる)
シロアリ被害
・ 原因:シロアリの食害
・ 補修方法:シロアリ駆除、被害部分の修理
・ 費用:50万円〜100万円程度(被害の程度や駆除方法、修理方法によって異なる)
早期発見・早期対応が、美観維持だけでなく、建物の寿命を長く保つことに繋がります。
外壁の幕板は、家の外観を左右する重要な要素の一つです。
劣化を放置すると、美観を損なうだけでなく、建物の寿命を縮める可能性も。
定期的な点検を行い、早期発見・早期対応を心がけましょう。
状態別に適切な補修方法と費用を理解することで、安心して適切なメンテナンスを行うことができます。