築年数が経つにつれて、愛着のあるマイホームの外壁も、少しずつ変化していくもの。

特に、目立つのが外壁のコーキングの汚れ。

「あれ。いつからこんなになってたんだろう。」

そう思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、外壁コーキングの汚れの原因と、その予防方法を徹底解説していきます。

マイホームを長く美しく保ちたいという方の参考になれば幸いです。

 

□外壁コーキングが汚くなる原因

 

外壁のコーキングが汚れてしまう原因は、大きく分けて3つあります。

 

1:可塑剤によるブリード現象

 

コーキング材には、柔軟性を保つために「可塑剤」という成分が含まれています。

 

この可塑剤は、時間と共に外に染み出してくる性質があり、コーキング表面に黒ずみやベタつきを生じさせる「ブリード現象」を引き起こします。

 

2:経年劣化

 

コーキング材は、紫外線や雨風などの外的要因によって、経年劣化が進んでいきます。

 

劣化が進むと、コーキング材が硬化し、ひび割れや剥がれが発生する可能性があります。

 

ひび割れや剥がれは、雨水の侵入経路となり、外壁の劣化を加速させるだけでなく、コーキングの汚れにも繋がります。

 

3:汚れの付着

 

外壁のコーキングは、ホコリや泥、排気ガスなど、さまざまな汚れが付着しやすい場所です。

 

これらの汚れが蓄積すると、コーキングが黒ずんだり、変色したりして、見た目を損なうだけでなく、劣化を促進させる原因にもなります。

 

 

□外壁コーキングの汚れを予防する方法

 

外壁コーキングの汚れを予防するためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。

 

1:ノンブリードタイプのコーキング材を使用する

 

ブリード現象を防ぐためには、可塑剤を含まない「ノンブリードタイプ」のコーキング材を選びましょう。

 

ノンブリードタイプは、ブリード現象を起こしにくく、外壁を美しく保つのに効果的です。

 

2:プライマーを塗布する

 

既存のコーキングがブリード現象を起こしている場合は、プライマーを塗布することで、ブリード現象を抑制できます。

 

プライマーは、コーキング材と外壁の密着性を高め、ブリード現象による汚れの発生を防ぎます。

 

3:定期的なメンテナンスを行う

 

外壁のコーキングは、定期的なメンテナンスが必要です。

 

定期的にコーキングの状態をチェックし、ひび割れや剥がれが発生している場合は、早めに補修を行いましょう。

 

また、汚れが付着している場合は、適切な洗剤で洗浄することで、美観を保ち、劣化を抑制できます。

 

 

□まとめ

 

外壁のコーキングは、見た目の美観だけでなく、建物の防水性や耐久性にも重要な役割を担っています。

この記事では、外壁コーキングの汚れの原因と、その予防方法について解説しました。

汚れの原因を理解し、適切な予防策を講じることで、愛着のあるマイホームを、長く美しく保つことが可能になります。

定期的なメンテナンスを心がけ、快適な住まいを維持しましょう。