外壁塗装の見積もり、費用が会社によって大きく違うと感じたことはありませんか。
その原因の一つに、外壁面積の計算方法の違いがあります。
正確な面積を把握することで、適正な価格の見積もりを見極めることができます。
今回は、外壁面積の計算方法を3つのパターンで解説し、注意するべきポイントにもお答えします。
見積もりを検討する際に役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
外壁面積を最も正確に計算する方法です。
メジャーやレーザー距離計を用いて、外壁の各面を直接計測します。
複雑な形状の建物でも、正確な数値を得ることができます。
ただし、時間と労力がかかる点がデメリットです。
まず、外壁の高さ、幅をそれぞれ計測します。
複数の面がある場合は、それぞれを計測し、面積を計算します。
開口部(窓やドア)がある場合は、開口部の縦と横を計測し、面積を計算して、外壁全体の面積から差し引きます。
各面の面積は、高さ×幅で計算します。
複数の面がある場合は、それぞれの面積を合計します。
開口部の面積は、開口部の高さ×幅で計算します。
正確な計測を行うために、水平を保ち、適切な計測器を使用することが重要です。
複雑な形状の箇所は、複数箇所で計測し、平均値を求めることをおすすめします。
建築図面があれば、正確な外壁面積を計算できます。
図面から各面の寸法を読み取り、計算式を用いて面積を求めます。
実測に比べて手間が少なく、正確な数値を得られるメリットがあります。
ただし、図面がない場合はこの方法は使えません。
立面図(建物を正面、側面から見た図)が必要です。
図面から各面の寸法を読み取り、高さ×幅で面積を計算します。
複数の面がある場合は、それぞれの面積を合計します。
開口部がある場合は、開口部の面積を計算して、外壁全体の面積から差し引きます。
CADソフトを使用すると、より効率的に計算できます。
図面の縮尺に注意し、正確な寸法を読み取ることが重要です。
図面に記載されていない情報が必要な場合は、建築会社に確認しましょう。
図面がない場合や、大まかな面積を知りたい場合に有効です。
延べ床面積に係数を掛けることで、概算の面積を求めます。
係数は建物の形状や開口部の割合によって異なりますが、一般的には1.1~1.4程度です。
最も簡便な方法ですが、誤差が大きくなる可能性があるため、あくまで目安として利用しましょう。
延べ床面積 × 係数(1.1~1.4)=概算の外壁面積
係数は、建物の形状や開口部の割合によって調整する必要があります。
複雑な形状の建物や開口部が多い建物は、係数を小さく設定する必要があります。
正確な外壁面積を計算するには、計測や計算の精度を高めることが重要です。
複雑な形状の建物や、多くの開口部がある建物では、特に注意が必要です。
複数の方法で計算し、結果を比較することで、より正確な面積を推定できます。
三角形や円形など、複雑な形状の部分は、それぞれの面積計算式を用いて計算する必要があります。
必要に応じて、複数の小さな四角形に分割して計算する方法も有効です。
窓やドアなどの開口部は、塗装面積から除外する必要があります。
開口部の面積を正確に計算し、外壁全体の面積から差し引くことで、正確な塗装面積を求めることができます。
会社から提示された見積書の塗装面積と、自分で計算した面積を比較することで、見積もりの妥当性を確認できます。
大きな差異がある場合は、会社に計算方法を確認しましょう。
この記事では、外壁面積の計算方法を3つのパターン(実測、図面からの計算、延べ床面積からの概算)で解説しました。
それぞれの方法にはメリット・デメリットがあり、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。
正確な面積を把握することで、外壁塗装の見積もりを適切に判断することができます。
ご自身で計算する際には、それぞれの方法の注意点を確認し、正確な計算を心がけてください。
疑問点があれば、会社に確認することをお勧めします。
正確な面積計算は、適正価格の見積もりを得るための第一歩です。
当社は、地域密着型の塗装専門会社で、1000棟を超える施工実績と長年の経験・技術力があります。
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